【藤江氏魚楽園】(田川郡川崎町)
旧亀石坊庭園と同じく、室町時代中期に雪舟が築いたとされる庭園です。
魚楽園の名の由来は大雅篇中「魚楽しければ、人また楽し」という言葉からきています。
池の中之島の形は亀を思わせます。
また、池周辺の木々は、カエデ、アカマツ、スギを配し、静寂幽邃の景観を持ちます。
昭和53年9月に国の名勝に指定されました。
カエデの木が多く、秋には見事な紅葉が楽しめそうです。
しかし、今の季節でもまぶしい緑が鮮やかで、周りの自然と見事に融合した見事な景観が楽しめます。
天然の岩清水を引いた池は、涼しげで、ツツジや松等の木々の配置は、大胆で華麗なイメージを与えてくれます。
数ある雪舟由来の庭園の中でも指折り傑作といわれるだけあり、見るものを庭園の世界へ引き込む強い印象が
感じられます。
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